置き去りにされたカミソリ
東野圭吾の秘密を観た
何年か前に
10年前か1年前かは忘れたけれども
少なくとも12か月は経ってる気がする
観て
すごく複雑な気持ちになった記憶が残っていたので
今見たら
もしかしたら
気持ちに整理がつくかもしれないと想って
改めて観てみた
人間の感情描写がとても印象的な映像で
原作は読んではいないのだけれども
この作品は原作を読まないほうがいいのかなぁ
と感じた
肯定的な二重人格の物語で
オレとしてはとても戸惑うところがとても多かったけれど
それぞれの役者の演技と
それぞれの場面で流れるミュージックが
とてもよくて
確かに脳死と心停止のどちらを人間の死と考えるか
これはとても重要な問題であると感じた
たぶんいつかのブログに
オレの生命を喜んでくれたひとがいた
と
打った
気がする
それはとてもうれしいことで
オレは生きていていいのだと
そのひとに気づかされた
自分でそれを構築できないのはなぜだろう
自分で生命のコンセプトを持つことができずに
すっかり義務を果たそうとしている自分がいる
たまにでてくる
オレを傷つけるオレの一部が
オレの中のオレをどうしようもないオレに陥れてゆく
消えてしまいそうな朝日の中で
またじぶんへの後悔繰り返してゆく
あぁ
たぶん次の目覚めも
とても清々しく
とても混乱した
いつもの目覚めになるのであろう
オレはいつも逃げるように眠りにつくのです
by lastest | 2009-11-03 01:39