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真っ赤に染まる手首

つまりは独占欲の問題なんだろうなぁ

付き合ってる女性を自分以外の人間
特に男に殺された時
どういう感情を抱くのが通常で正常なのだろうか

哀しい
悲しい
憎い
犯人が
何の
現在はどういう状況なのか

とりあえずいい感情ではない
これは間違いなさそうだ

相手を想えば想うほど
自分だけのものにしたい
オレはそもそもものという表現が好きではないが
モノとものを区別して考える
ということで妥協しよう
と想うのだろう

自分と逢っていない時間はなにをしているのか
どんな人と話をしているのか
どんなことを考えているのか
相手を想えば想うほど
好きになればなるほど
独占欲と倫理的観念の間で苦しむことになる

それが究極のところにいきつくと
相手を殺したい
という欲求になってくるんじゃないのかなぁ
そんな題材の連続ドラマが一昔前は多かった

自分以外の人間に愛する人間を殺されたとき
その罪を被りたい
その罪を被らなくてはいけない
そういう感情が一例としてある

犯人を庇っているのではなく
他人に自分の愛する人間を殺された
という事実を受け入れることが出来ないのだ

光市の母子殺害事件は
死刑判決にならなかったから出所したら
犯人を殺す
と被害者遺族は言っていた
これもひとつの形なのだろう
それをオレは肯定も否定も出来ない
そこに正義があるのかすらわからない
オレ中卒だし

愛する人は自分に殺されなければならない
もちろん
一緒を添い遂げることが出来るのであればそれが一番いいかたち
そういう感情を抱く人々はこういう考えを持っている
これはある種脅迫に近い
男から女へのプレゼントが脅迫に近いのと似ている

愛する人の一番大切な部分
愛する人が愛する人である所以の部分
それが命
それを自分以外の人間によって奪われる
これは最上級の侮辱だ
おそらくどんな法律も適用できないくらい重い侮辱罪にあたる

人の命が奪われるだけでも悲しいことなのに
それが愛する人であったならば
どんな状況になるのか想像に難くない

それなら自分の手で奪っておけばよかったと
おそらく
後悔するときが必ずくるのだろう

by lastest | 2010-12-27 23:29