人気ブログランキング | 話題のタグを見る

割れた皿の焼け跡

物事に集中することが出来ない

余計なものに意識を占領されている
余分なものが入り込む余地はない


余計なもの

余分なもの
はほぼ同義のような気もするけれど
つまりオレの頭の中は不必要なものだらけということ

朱く染まる白い雪の中に埋もれてみても
すこし皮膚が麻痺を覚えるだけで
そこにオレの感情は一切介入していない

冷たいものに触れて感覚が麻痺するというのは
身体的な防衛反応で
精神のなすところではないのかもしれない

いくら皮膚が麻痺しようと
すりむいて血液が流れても
膝の関節が少しずれても
考えていることは一緒である

ぽっかりと穴が開いて
何か足りないものを探しつづけるように
ずっと当てもなくふらふらと彷徨い続ける
足りないものがわからないから
これに終わりやゴールはなく
無意味且つ無感動にただ繰り返される足音が聞こえる

電話も出来ずに切々と過ぎてゆく夜を過ごす

景色は色を失い華は蕾を失う
根拠のない失望と後悔に苛まれながら
ふらふらと傷だらけの身体を
力の入らない片足に身を任せ

携帯の着信音が鳴る度に
過剰なまでの反応と携帯を開く動作ですら
煩わしく感じる自分がいる

目的のメールではないときのほうが多い
そういうのはなれているはずなのに
ため息と焦りに占領される

あー
とりあえず寝ます

by lastest | 2011-01-31 00:09