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街は薄汚れたネオンの楼閣

何回
何十回
何百回

ひとは涙を流すけど
ひとつひとつ理由はこのなるのかもしれない

目頭から
流れる綺麗な滴
そんな表現が当てはまる涙は少ない
と想う

大概は
鼻水ズルズルで
あー
とか呟きながら涙を流すのだろう

もうそうなると
流す
というよりは
垂れ流す
という表現のほうが
しっくりくる

涙を流す
つまり
泣く
っていういうことなんだけれども
音だけで考えると
鳴く
無く
喑く
哭く
涕く
なんて色々な感じがあるけれども

鳴く
猫や鳥が鳴く
おそらく
人間以外の動物って
かなしみの表現方法を知らない
泣くのは
かなしいときだけじゃないんだろうけれども
感動
なんて感情も
人間以外の動物は知らないんじゃないかと想う

ネコが忠犬ハチ公の話しを聞いても感動しないだろうし
スカイツリーが完成された姿を鳥が観ても関心すら示さない
生物学には精通していないのでわかりませんが

喜怒哀楽は
人間だけに許された娯楽なんじゃないかなぁ
って

オレにとっては
喜びだろうが
哀しみだろうが
感情が揺れ動くことが
とても
負担のかかることになっていて
感情が動くことによって
異様な疲労感
というか
悲壮感
というか
そういうものが
皮膚の外側も
内臓の内側も
全てを満たしてゆく

ただ
それすら味わえない生命が存在すると
想うと
その悲壮感や倦怠感にすら
感謝したくなるのであります

だから
浮かび上がる虹の七色のような喜びも
波のように満ちては引いてゆく怒りも
ゆっくり夜になるように実感する哀しみも
缶ビールのプルタブを起こした時のような楽しみも
特権と想えれば
全く苦にならない

そういう
想い込みは
とても大切なんだと想います

なんかもっと書きたいなぁ

by lastest | 2011-11-14 00:40