届かない手紙
この時期は
ものすごく戦争というテーマについて
メディアが語りたがる時期だ
パールハーバーや満州事変など
あの戦争とはなんだったのか
そう問いかけてくるメディアが溢れてくる
疑問に想うことがある
なぜ
広島や長崎の原爆について考える際に
911のことが少しも話題にあがらないのか
オレは
戦争や宗教に対する知識がものすごく浅い
なので
あの日あの時間にテロを起こした意味はよくわからないし
なぜ広島や長崎に原爆が落とされたのかは
よくわからない
ただ
イラクに自衛隊を派遣することをきめたのは
当時の小泉政権であることは間違いない
日本以外の国から
日本国民がイラク戦争を支持した
ととらえられても仕方がないのかもしれない
世界で唯一の戦争被爆国である日本が
アメリカが起こした戦争を支援する
では靖国神社参拝を批判する意味はなんなんだろう
A級戦犯だけでなく
様々な立場で戦争に関わったたくさんの人々が祀られている
それを批判する意味と
自衛隊派遣に対して最後まで否定の立場をとることとは
なにがどう違いがあるのだろう
約六十年の時代の違いがあり
その六十年の間に
世界はボーダレスになり
科学技術も発展し
様々な思想も生まれた
もちろん北朝鮮だけでなく
ヨーロッパにも核を保有する国家は存在する
その一方で医学は発展し
まだ不治の病は存在するものの
一つの命のために
何人ものエリートの頭脳が割かれる
あの戦争での日本人死者は約310万人
その人たちを救うために
どれだけの医学が割かれたのか
お国のために死ぬことが本望なのか
天皇が終戦を宣言したとき
天皇がそれを宣言したから終戦を喜んだのか
あたり一面でバタバタと人が死んでいくのが
いやだったから終戦を喜んだんじゃないのか
特攻隊は天皇万歳と突っ込んでいったのか
おふくろと叫んで突っ込んでいったんじゃないのか
なんか
考えても無駄のようなことかもしれないけれど
それを過ちとするならば
二度と同じことを繰り返さないために
答えのない問いを一生考えてゆくことも必要なのだろう
by lastest | 2010-08-17 00:03