冬は記憶を蘇らせる季節だ
冷静と情熱のあいだrossoのワンフレーズ
物凄く素敵な響きのフレーズであるし
物凄く共感できるフレーズ
気温の低さというのは
思考を司る脳みその一部が
前進することをやめる季節
それゆえに
過去をことをしっかりと想い出して
記憶の整理を行う季節
クリスマスや年末の忙しい時期だからこそ
思考の大掃除も必要になってくるのだろう
捨てたい記憶
ここでは
忘れたい記憶ではなく
あえて”捨てたい”という言葉が適切であると想う
必要か不必要かでの迷いの末に
捨てることを選ぶ
そしてたまに想いだして
こんなこともあったな
あの人は今どうしてるだろうか
と
ふとしたきっかけによりたまに想いだしていくだけの存在になってゆく
ヒトにしろ
モノにしろ
思い出すキッカケは
おそらく外的な要因のみになっていくのだろう
記憶とは
形を有する有機物・無機物と違い
本人及び他人の
意識・無意識問わずの言動により
湾曲することが往々にしてある
己の大切な記憶を
自分や他人に変えられたくなければ
それを
誰の手も届かないところに置くこと
つまり
記憶を捨てるということも大切なのかもしれない
覚えていることだけが美徳ではない
忘れることの美学も
考えることが必要なんじゃないかな
# by lastest | 2008-12-30 03:35